【活動報告】「LGBTQ+労働者のメンタルヘルス支援—職域福祉連携の可能性」を開催しました
2025年5月29日、大阪にてHEI-J主催のセミナーを開催しました。
今回は、LGBTQ+労働者の支援を長年にわたり実践されてきた一般社団法人Rebitの藥師実芳氏をゲストにお招きし、「LGBTQ+労働者のメンタルヘルス支援—職域福祉連携の可能性」をテーマに、参加者の皆さんとともに考える時間を持ちました。
実務的な議論が多くなるかと事前には想定していましたが、今回の議論の中心にあったのは、健康格差をどう埋めるかという壮大かつ長期視点の問いです。
LGBTQ+コミュニティには、医療機関での心ない対応や、支援を求めても届かなかった経験など、長年にわたって積み重なってきた「医療に対する集団記憶」があります。その記憶は、当事者が専門職に相談することをためらわせ、支援のギャップを広げる一因にもなります。では、その溝をどう埋めていくのか、当事者・医療専門職それぞれの立場から、率直な対話が交わされました。
参加者は20名弱と、当初の見込みより小さな規模となりましたが、それがかえって一人ひとりの声がきちんと届く、アットホームで率直な場になりました。
セミナー後、参加者の方々からこんな感想をいただきました。
「自分にできることは何かを考えさせられた」
「職場で一歩ずつ取り組みを進める勇気をもらった」
「皆さんの思いに胸がいっぱいになった」
壮大かつ重いテーマを前にしながら、それでも「自分には何ができるか」という問いに向き合おうとする参加者の皆様の姿勢と場の空気に、私も改めて背中を押された気がします。
藥師氏には、現場の実践から得られた知見を惜しみなくお話しいただきました。改めて深く感謝申し上げます。
HEI-Jは今後も、産業保健の現場から、当事者・専門職が交わる場をつくりながら活動を続けてまいります。
文責:垣本
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