第32回日本産業精神保健学会でワークショップを開催しました
2025年8月23・24日法政大学市ヶ谷キャンパスで開催された第32回日本産業精神保健学会において、ワークショップ「痛みの内観と共感からはじめるLGBTQ+労働者の支援」を開催しました。
「文化への謙虚さ」に着目しながら、ワークを通じてマジョリティの持つ特権に関する理解を深め、カミングアウトをするという事がマイノリティに属する当事者にとってどのような意味を持つのかを考える時間になりました。
また「カミングアウト」スターズというワークでは、LGBTQ+当事者がカミングアウトする際に感じる痛みに触れる疑似体験を行いました。
各ワークでは、参加者の皆さまがそれぞれじっくりご自身の感覚に向き合いながら言語化する様子をお見受けし、全体共有する場面でも心理的安全性を感じる柔らかい空間の中で、お互いの発表に耳を傾け学びを共にすることができたように感じました。
自分自身の持つ特権に触れ、当事者の靴を履いてみることで見えた世界や感じた感覚を今後も大切にしながら、支援職としてどんな風に在ることでより良い支援に繋がるのかを運営側も参加者の皆さまと共に考える時間になりました。

(文責:吉田)
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