The Health Equity Initiative Japan (HEI-J)は2025年3月に日本におけるマイノリティの人たちの健康格差を是正することを目指して設立されました。「自分らしさを誇れる社会」と広義の健康を追い求めて活動をしています。






Our Projects

産業保健支援職のためのLGBTQ+ Ally Community
「Nijihub」

LGBTQ+の労働者は職場で心理的に安全な環境を享受することが出来ず、働く上で様々な困難に直面しています。Nijihubでは産業保健に携わる支援職がLGBTQ+について共に学び、繋がる場所を提供し、安全な職場を企業で共創出来る人材を共に目指しています。

DEI e-learningの提供

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)に取り組もうと思ってもどうして良いかわからないという方向けにe-learningを提供しております。従来の研修とは異なり、学習者の心理的な抵抗感や格差が生じる社会構造にも焦点を当て、付け焼き刃ではないスキルと知識を身につけることが出来る教材を目指して開発中です。

はたらくマイノリティの医療アクセス改善

様々なマイノリティ性を持っていることで、健康上の問題があっても医療機関を安心して受診することが出来ない人々がいます。だれでも健康を維持し、自分らしく生きられるようにHEI-Jは取り組みを進めて参ります。

マイノリティ性を持つ人が繋がり
「原動力」になる場の創出

マイノリティ性を持つことが今の社会では残念ながら「障がい」となってしまうことが多いのが現状です。そんなマイノリティ性を持つ人々が繋がることで、「障がい」ではなく「原動力」となるような場を作ることを目指します。現在はマイノリティ性を持つ医療者・医療系学生に向けたメンターシップ制度を運営しております。


Steering Committee Members

代表理事 垣本 啓介

琉球大学医学部卒業後、岩手県立中央病院に勤務。
2020年米国Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health修士課程を修了し、国内大手製造業、外資系IT企業などで産業医として労働者の健康確保に携わる。
「誰もが自分らしさを誇れる社会」の実現を目指して、LGBTQ+/Neurodiversity/障がい/外国籍などあらゆるマイノリティの人々が活躍出来るよう、情報発信・教育活動などに取り組む。2023年2月に産業保健支援専門職のためのLGBTQ+ Ally Community 「Nijihub」を立ち上げ、2025年3月にさらに活動を加速させるため、The Health Equity Initiative Japan(HEI-J)を設立し、代表理事に就任。

日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント、社会医学系専門医、産業衛生専門医

理事 佐藤 乃理子

藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業後、大学病院にて泌尿器科診療に従事。
厚生労働省での臓器移植対策行政に関わった後に、産業医資格を取得し、2019年11月に株式会社檜原ライフスタイルラボを設立した。
同社では中小企業を中心への産業保健サービスを提供と並行し、東京都檜原村にてコワーキングスペースとキャンプ場の運営を行っている。2023年2月よりNijihub(現HEI-J)に参画し、HEI-J設立後も活動を継続している。

【コメント】
マイノリティの課題に触れ、当事者の方とともに考え続けることが重要と考えるようになりました。医療専門職として、どのような立場の方でも働き続けることができるよう、考えること、関わり続けることが大切なことだと考えています。皆さんとともに考え続けることができる場づくりをしていきたいと思います。

吉田 瑞香

2012年大学卒業後、看護師として医療機関で婦人科医療や生殖医療に従事。
医療現場において様々な性と労働に関する健康課題に触れ、「働く場における性に関する健康支援」を行うため、産業保健の道に入る。
現在は産業保健師として所属企業内の従業員への健康支援を行いながら、性と健康に関する施策を推進中。
社外活動にて「性」に関するセミナー活動や情報配信を行う中で、産業保健支援職のためのLGBTQ+ Ally Community「Nijihub」(現HEI-J)と出会い、その理念に共感し運営チームへ参画。

看護師、保健師、性教育認定講師、不妊カウンセラー、産業カウンセラー

中澤 祥子

東海大学医学部基盤診療学系衛生学公衆衛生学助教

2011年日本医科大学卒業後、初期研修・救急科後期研修にて予防医学の重要性に気づく。健診機関での勤務後、2018年日本医師会認定産業医を取得したことをきっかけに産業医学の道に進む。大手小売業や中小企業など様々な産業医として経験を積む傍ら、2020年5月〜東海大学医学部基盤診療学系衛生学公衆衛生学客員研究員、2023年7月〜現職。専門は産業疫学。LGBTQ+労働者の健康管理についても研究を進めている。
博士(医学)、日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント、社会医学系専門医、産業衛生専門医

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単に病気がないだけでは「健康」とは言えません。社会の中に居場所があり、人々と繋がり、ありのままの自分を愛し・誇れることが「健康」だと私達は考えます。この大きな目標に向かって協業してくださる個人・団体・企業様からのお問い合わせをお待ちしております。
協業例)
・企業や団体でのワークショップ/講演開催
・メディア媒体での執筆
・企業や団体でのDEI推進に関する御相談
・多様な人材を想定した産業保健体制の御相談
・DEIに配慮した医療提供体制の御相談